RINKOKU
UPDATE 29.Sep.2008
RINKOKUとは メンバー紹介 活動紹介 バックナンバー 活動履歴 リンク
ホントはどうなの?!中国を知るための最強メールマガジン
メールマガジン
 ▼メールアドレス入力▼



*メールマガジンの配信は「まぐまぐ!」を使用しております。





日中友好SNS 紅橋

日中友好SNS紅橋
free translator: for Chinese(中文) for Korean(韓文) for English(英文)
Copy these sentences and paste next homepage.
You can read these contents!Thank you very much!!

http://honyaku.yahoo.co.jp/

日本社名:株式会社日本航空
中国社名:日本航空公司
日本本社:http://www.jal.co.jp
中国支店:http://www.cn.jal.com
上海支店長 華東地域担当
荒久田 敏治氏

「世界は我々を待っている!! Let’s fly all over the world!!」

<前回の続き>


―今後、中国での御社のビジネスプランをお聞かせください。

今後、中国路線の更なる拡大が見込まれる中、日本航空では次々と新たな事業展開が繰り広げてられています。主に「虹橋―羽田便の開設」、「上海浦東発展銀行及びJCBインターナショナル」との提携、「中国東方航空(MU)」とのマイレージ提携などです。

昨年9月末、虹橋―羽田便で日中間初のファーストクラスを実現しました。日本からいらっしゃるビジネスパーソンの方など、多くの方にご好評いただいております。目下のところ、一日、羽田からの一便のみですが、今後の利用客増加を見込んで、増便も検討致しております。しかしここで、スロット(発着枠)の問題が立ちはだかっています。現在、虹橋空港には一つの発着枠しかない為、フライトの増便は不可能な状態です。今後の対策としては、2010年に羽田空港の4本目の滑走路完成を待ち、浦東―羽田便の開設も視野にいれております。また「世界の工場から世界の市場へ」変化を遂げていく中国。以前、日中間を行き来するお客様の大多数は日本人の方でしたが、今は中国人のお客様も多くいらっしゃいます。上海−日本間のフライト数は、2000年の旅客、貨物便を合わせてたった15便だったのが、8年後の現在では、合わせて74便(旅客便63便、貨物便11便)と大きく飛躍しました。これから、更に増えると予想される中国人旅行客、ビジネスパーソンの方々をターゲットに、機内には中国語雑誌を設置し、中国便専用の機内食を検討中です。

中国人のお客様が増えても、日本人のお客様への配慮も忘れてはいません。「銀聯カード」(注2)の利用対象者は日本人の方です。海外で日本のカードを使用した場合、決算は日本国内で行うという不便な点があります。その点、銀聯カードは中国、日本の両方で使用可能、それに加えて、直接人民元で決算することができます。そのため、「中国東方航空(MU)」とのマイレージ提携も中国国内を飛び回るビジネスパーソンの方にとって、非常に便利なシステムとなっております。中国東方航空の中国国内便を利用時、今まで加算されなかったマイルがJALのマイルとして加算されるので、長期休みを利用して、奥様やお子様方へ航空チケットのプレゼントをされてみては如何でしょうか。

注2:銀聯カード
JALと中国の上海浦東発展銀行およびJCBインターナショナルとの提携により発行するクレジットカードで、本カードの会員は中国および全世界のJCB加盟店で利用する事ができ、利用金額に応じてマイレージを自動的にためる事が可能。(日本航空ホームページより抜粋)


―航空券の値段はどのように設定されておられるのでしょうか?

航空券の値段設定は、ホテル業務とよく似ております。「航空券とホテル業務が同じ?」と思われるでしょうが、ホテルと同様、商品である座席(ホテルの場合は客室)は出発してしまえば、売れなかった座席は1円にもならないからです。製造業の場合、製品は残りますから、安くして販売すると言う事も可能ですが、航空の場合、出発時間との兼ね合いも有り、売れなかった座席を急に安くする事も難しく、そこが販売の難しさだと言えます。実際、航空機を運行するには燃料費・着陸料・人件費等の固定費があり、安易にコスト削減というわけにはいきません。基本的に航空チケットの価格は、常に変動します。2002年1バレル$30だった原油が、3倍に膨れ上がっており、燃油サーチャージ(注3)を導入させて頂きました。原油価格の高騰は企業の自助努力の範囲を超えており、ご利用の皆様にご負担頂かなければならない現状にあります。そんな中、チケットの販売、予約、購入をネットを通して行う等、販売のあり方も変わってきました。日本国内でも色々な格安チケットが増加し、全体としての航空運賃は下落傾向にあります。私が入社した当時、国内線航空券の値段は年間を通して一定でした、しかし今では航空券の価格のピーク&オフピークはもちろんのこと、バースデー割引やシニア割引など多種多様な運賃制度も増え、時代の移り変わりを感じますね。

注3:燃油サーチャージ
航空路や海路で、運賃とは別建てに徴収される料金のこと。
航空機や船舶の燃料となる石油価格の高騰により、企業努力では運賃の範囲内でまかないきれない際に、各航空会社や海運会社が設定している。(Wikipediaより抜粋)


―御社のCSRの取り組みをお聞かせください。

企業の社会的責任(CSR)についてですが、アジア地区で特に力を入れているのは、「JALスカラシップ」(日航財団との共同プログラム)というものです。「JALスカラシップ」とはアジア・オセアニア各国(中国、韓国、インド、タイなど計13カ国)の学生を日本に招いて、東京・金沢などで開催されるサマープログラムをいいます。このプログラムの最大の特徴は、日本人の参加者がいないということです。海外から来日したアジア各国の学生が、日本で交流する際に、日本人を参加者に含めないようにしております。もちろん滞在期間中に、日本人学生との交流会は催しますが、こうすることによって、アジアから見た日本の歴史、文化、風習などを客観的に捉えて、認識の違いを意見交換できる場になると考えたからです。私自身も、この活動は、これからのアジアの発展に大きく貢献するものではないかとの考えております。元々、アジアの国々は、習慣などの面で似通った部分も多くありますが、歴史問題などは、一筋縄でいかない場合があります。将来、それぞれの文化をお互いに理解し、尊重し合える日が来ればと願わずにはいられません。

他にも、機体にユ二セフのマークが付いているのをご存知でしたか?JALグループと致しまして、2003年度から乳がんの早期発見、早期治療を啓発する「ピンクリボン・キャンペーン」に協賛しております。また、JALの海外旅行から戻ってこられたお客様がお持ちのコインの回収を行っております。コインは日本円に換金できませんので、弊社でユニセフに募金させていただいているのです。更に中国では、2006年6月より地球温暖化防止を支援する、「JAL空のエコCHINA」を開始しました。中国・内蒙古での沙漠化と黄砂飛来防止を目的とした「内蒙古砂漠化防止プロジェクト」をすすめるオイスカの活動に賛同、支援を行っています。また、海外地区のJALマイレージバンク会員の皆様にも、別途寄付参加・協力を呼びかけていております。現地で事業をさせてもらっているのですから、なんらかの形で恩返しをすることが企業の責任です。


―もし私がCA(キャビンアテンダント)になりたいと思ったら採用して頂けますか(笑)

CA(キャビンアテンダント)は、いつの時代も多くの女性が憧れる職業の一つだと思います。CAを目指している方へアドバイスさせていただくと、洗練された言葉遣いと美しい立ち振る舞いが大事です。「日本航空でCAになるためには?特に笑顔が大事なんですよね?」との質問をよく受けますが、面接時に何が何でも笑顔をつくってこなければいけないということはありません(笑)面接時は、技術や礼儀などなど表面的なものよりも、その人の内面を見るようにと心がけております。その他には、場面によって、臨機応変に対応できることが大切ですね。そして、CAというお仕事はお客様へのサービスですから、何よりも人の世話が苦にならない人、ということがポイントではないでしょうか。 日本航空では女性社員が結婚、出産後も仕事がしやすいようにと産休、休職制度も充実しております。


―尊敬する人物はいらっしゃいますか?

父親ですね。私は小さい頃から父親に「たとえどんなに嫌だと思った人にも、必ず良い所はある。その人の良い所を見て、そこを吸収すれば誰にも負けない人になれる」と教えられてきました。そのおかげで、どこへ行っても負けない自分がいます。本当に父親には感謝しております。


―今年8月に北京オリンピックが開幕されますが、如何ですか?

中国人は列を作らない、マナーの意識が低いなどと言われていますが、東京オリンピックが行われた当時の日本人も、きちんと並んだりしていなかったと記憶しております。日本が東京オリンピック後に、飛躍的な経済成長を遂げたのと同じように、北京オリンピックが経済面やマナーレベルの向上など訓練の場となって中国成長の第一歩になればいいなと思います。


―学生へのメッセージをお願いします。

日本人学生だけではなく、若い人にはもっと見聞を広めてもらいたいです。上海は東京、ニューヨークと並ぶ経済の中心地です。しかし、上海だけが中国ではありません。言葉はもちろんの事、中国の歴史、文化を学んでいって欲しい。世界があなた達を待っています!ただ、その希望に向かってどう進んで行くかは、すべて君たち次第です。これからも頑張ってください。


―ありがとうございました。



日本社名:株式会社日本航空
中国社名:日本航空公司
日本本社:http://www.jal.co.jp
中国支店:http://www.cn.jal.com
上海支店長 華東地域担当
荒久田 敏治氏

※同社辞令により、4月1日をもって日本へ帰任されました。

住所:上海市淮海中路1045号淮海国際広場7階
連絡先:(021)23071500
Fax:(021)23071662

インタビュアー:日高愛理
執筆:日高愛理、松村伸幸
同行:松村伸幸、丸山由貴、浜田あゆみ、天木瑞佳、山本ゆり
校正担当:藤岡耕三、星譲自、佐藤友梨

<取材後記>
上海から日本に帰国する際には、いつも日本航空さんにお世話になっています。取材では、手作業で飛行機の重量調整をなさっていたことや、「9・11」の経験など、大変興味深いお話を伺うことができました。記事には出来ませんでしたが、恋愛や結婚についても、お話しして下さいました。今後の人生プランの参考にさせてもらいます!!(笑)今回はお忙しい中、貴重な時間を割いて取材に応じていただき、ありがとうございました。荒久田様の更なるご活躍をお祈りしております。(日高愛理)

<お知らせ>
メルマガ『RINKOKU』では、相互紹介、PRを希望されるメルマガ、HP、団体などを募集しています。ご希望の方はmerumerume_rume.uno*hotmail.co.jp(佐藤)まで連絡ください。
メールをされる際は「*」を「@」に変更してください。


【RINKOKUメンバーブログの紹介】

「RINKOKUを運営している学生ってどんな学生?どんな夢や目標を持って活動しているの?もっとメンバーの素顔が知りたい!」といった読者の皆様のご要望にお応えし、この度RINKOKUではブログを開設し、各メンバーの思いを日記として公開することにしました。日本語版ブログでは主に日本人メンバーが、中国語版ブログでは主に中国人メンバーが書き込んでいます。ぜひ一度ご覧ください。

・ 日本語版ブログ「RINKOKUリレー日記」:http://blog.goo.ne.jp/rinkoku
・ 中国語版ブログ「rinkoku的BLOG」:http://blog.sina.com.cn/rinkoku

【各SNSのRINKOKU コミュニティー紹介】
・RINKOKU@mixi: http://mixi.jp/view_community.pl?id=430267
・RINKOKU@日中ビジネス特化SMS「紅橋」:http://www.hongqiao.bz/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=50
・「紅橋」SNSへの登録:http://www.snsnavi.jp/list/2006/07/post_141.php

RINKOKUとは メンバー紹介 活動紹介 バックナンバー 活動履歴 リンク
 このメールマガジンの解除はこちら>>>
 メールアドレス入力:
 

RINKOKUはリンクフリーです。リンクする際にご連絡も必要ありません。
掲載情報に興味のある方はどんどんリンクしてください。
※本メールマガジン掲載の写真・図版・記事等の許可なく無断で複写・転載することを禁じます。
copyright(c) 2005 BONdS Factory. All Rights Reserved.